一枚の絵




                       


「そうそう、卒業式って いつや?」

「さぁ・・3月の何日かですわ」

「なんやねん、はっきりせんやっちゃな」

「母さん、来ますの?」

「当然!こんなチャンスを棒に振るコスプレマニアはおらんぞ」

「そこ?

「あたりまえじゃい。それ除いたら式典になんの楽しみがあるんや」

「本来の意味を見直しましょうよ」

「きれいごと言うな。
 3月の式典なんておばちゃんたちには寒さの我慢大会にしかならんのやぞ。
 ママなんかおしっこ近いからおしっこの我慢大会も兼ねなあかんのや。」


「うわー・・年取ったら大変ですね~」

「ほんまやで。脳のおしっこ関知センサーが老化で狂うてくるんや。ってアホ!
 年のせいちゃう


「じゃ、なんのせい?」

「おばちゃんは繊細やから冷えやすいんじゃ。卒業式、夏にしてほしいわ」

「おばちゃん千才?」

     ぐえぇぇぇぇ


「小学生みたいなギャク言うな。首絞めるぞ」

「絞めてから言うのはやめてくださいよ~ げほっ><。
 それから夏とまではいきませんけど、
 僕の場合もうちょっと暖かくなってから卒業式かもしれませんよ ごほっ><。」


「なんでやねん」

「そんなもん決まってますがな」

「きまってへん。はよゆえ。射殺するぞ

「単位落としたんですがな^^;」





「なんやてーーーーーーーーー!?!?!?」





                       



この時期が来ると、
いつも思い出すのが息子の中学の卒業式だ。


式典が終わり、
祝福の拍手に包まれ退場する卒業生たちの中で
誰よりも胸を張って歩いてきた我が子の姿。


それはまるで一枚の絵のように、
私の心の中の特等席にずっと飾られている。




息子・子豆。
こいつは父と母の特異な性質だけを選り好んで生まれてきたような
超のつくほど変わり者の子供だった。

探究心が強く好奇心旺盛。
論理的だが感情が先立つ暴れん坊という、
たとえて言うならバルカン人とクリンゴン人のハーフのような
やっかい極まりない性質だった。


さて、おまめさんがバルカンなのかクリンゴンなのかは
きっとご想像通りなのでスル―するとして( ̄▽ ̄;)

息子は幼稚園時代から既に問題児だった。

母の私は先生にぺこぺこ、お友達にぺこぺこ、ママたちにぺこぺこ
毎日毎日頭を下げながらスミマセンを繰り返す日々。
そのうちもう条件反射のように、
人と目が合えばスミマセンスミマセンぺこぺこぺこ・・(T◇T)

思えば母のぺこぺこ歴史はこの時から始まった。



                       


今とっても欲しいもの

【イタリアン・ストレッチ・ジャケット/黄色 by DoCLASSE(ドゥクラッセ)】



昨年モノのダニエルワンピにちょこっと羽織りたい(=v=)ムフ
ワッフル織りがなんとも可愛いでしょ♪
↓ ↓

黄色のジャケット



                       



小学校に上がると息子のやんちゃぶりはさらに磨きがかけられ、
毎日のように母か祖母が学校詣で。
ぺこぺこ頭を下げ、米つきバッタと化していた。



小学校も中学年以上になると、
親は呼ばれず、先生の方から乗り込んで来た。
呼びだしに応じなかったことが原因かもしれないが。


当時学校勤めをしていた私は、
くたくたに疲れ果てて辿りついた我が家のちょいと手前で
担任の先生が私を待ちかまえている姿を発見し、
見付からないよう、そそくさと駅の方へ引き返したことが多々あった。

そしてコンビニで立ち読みしながら時間をつぶし、
ほとぼりが冷めた頃に帰宅するという実に卑怯な真似を、
自己防衛と言う名の元で
なんの罪悪感も持たずに遂行していた。



息子が5年生の時だった。

うちの校区の中学校で事件が起きた。
生徒間の暴行事件だ。
内臓破裂の大けがをした生徒は、
一命は取り留めたものの長期入院を余儀なくされた。

次の年。
また同じことが起きた。
これまた内臓破裂の重傷。
どうやら不良グループが絡んでいるらしい。
しかし私が気になったのは、事件が起きた時間帯だ。


授業中に、なんでそんな事件が起こる?
先生はどうしてた?
見回りは?


社会に出てからはずっと私学畑にいるので、
公立の事情はさっぱりわからない。

しかし、先生たちの勤務時間中でも気が抜けないということだけは
じゅうぶんにわかった。

そういえば授業中、IDカードを首から下げた父兄が多数
学校の内外をうろうろしている。

なるほど。
子供の身は人任せにせず、
親が責任もって守れということか。




さあ困った。

いってらっしゃいも言ってやれない忙しい身で
はたして我が子を守れるだろうか?
しかも、やんちゃな子だ。
そのうえ超変わり者ときている。
事件に巻き込まれる可能性は大きい。


今思えばなんとも浅はかな、愚かな決断だったと思う。
なぜ自分の血を引く息子を信じてやれなかったのか
悔まれてならない。


が、後悔先に立たず
私は息子を私学へ逃がすことにしたのだ。



学習塾をはじめ、
習いごとなど一切やったことのない自由奔放な息子だが、
好奇心旺盛な性質ゆえ、
受験勉強は市販の問題集を使って
一人で勝手にやってくれた。

そして通学時間と保護者の生活レベルで選んだ中高一貫校を受験、
無事合格した。



さあ、これで一安心、私は仕事に専念できる!




                       


けど春ものジャケットに2万超は高くね?
なんて悩んでる時、目に入ったのがこちら。

【薄軽圧縮ウールPジャケット】



これはひどかった(ー"ーメ)
まるで紙を着ているみたい。
切りっぱなしの処理も気に入らない。


でも、もっと気に入らないのが 色!!!

金魚ちゃんでもない
錦鯉でもない


鳥居なのよーーーー(。>0<。) オロローン (わしゃかなわんよ)

ちょっとラッパ気味の袖がまたいい仕事してるんですよ。
腕をおろすとカンペキ鳥居  
私は鳥居  
歩く鳥居  
どうかおしっこかけないで 


                       




・・と思ったのはほんの束の間だった。

無知とは恐ろしく、そして罪深いもの。
息子が入学した学校は、
実はすごい進学校だったのだ。



その中学校の価値基準によると、
東大、京大以外の大学は大学じゃないらしい。
それゆえ、もはや学校は学校の風体を成しておらず、
受験少年院とでも言わざるを得ない凄まじい様子だった。


学校行事は勉強や研究の絡んだことのみ。
体育などは疲れて他の授業に支障をきたすからと
ラジオ体操しかやらせない。

精神に異常をきたす生徒もたくさんいた。
知り合いの精神科医が、「あの学校はお得意様」だと言った。



なんてことだろう。
事前のリサーチが甘かったのだ。
こんな学校とは夢にも思わなかった。



息子はそんな学校でも、成績だけは上位をキープしていた。
しかし生活面では超劣等生。

宿題はやって来ない
教科書も持ってこない
試験勉強もしない

母の思惑は外れ、週一で学校に呼び出される始末。
ここでも母のぺこぺこは続いた。


そんな息子の態度が他の生徒と父兄の気に障りはじめるのに
たいして時間はかからなかった。



「なんであんな生徒のの下にいなきゃいけないんだ!」


ご父兄から不満が出ているので、
本校の生徒らしい態度を取って下さい

校長に呼び出されて、そう言われた。



クラスメートから、さまざまな嫌がらせが始まった。
私は学校役員を買って出て、
なんとか緩和剤になろうと試みたが、無駄だった。


しかし息子はあくまでマイペース。
自分のいる「我ら東大に行くぞクラス」には全く馴染めなかったが、
「俺らそこそこでいいんねんクラス」とは非常に仲良くやっていた。


そこでは子供らしい会話を楽しみ、
時にはプロレスごっこをしたりもし、
学校生活に自分なりの楽しみを見いだしていた。



郷に入れば郷に従えと言うが、
合わない郷にいる必要はないと私は教えてきた。

そこに固執する必要はどこにある?
それだけが全てになってしまい、周りが見えなくなる。
自分に合う郷を探せばいいんだ。
勇気を出して足を踏み出せば、それはきっと見つかる


小さい時からこの変わり者に
私はそう言い続けたのだ。

一つの世界しか見ることができなくなって、
絶望し、命を絶つ人間にならないように。


そして、息子はその通りを実践していた。



ドクターシーラボ




ところがそんな息子も、やがて病んでいった。


口数が減り、太陽に当たらないせいか痩せ衰え、
なんと身長が縮んでしまった。

玄関先で行き倒れのように眠りこけている姿も度々見られた。

やがて眠りと現実の区別がつかなくなり、
しばらく休学することになった。


小学生の頃、ガチガチの進学塾に通っていた子なら
おそらくなんともなかっただろう。
しかし、鉛筆よりも虫取り網を握ってることの方が多かった息子には、
進学校の生活が合わなかったのだ。


元々は健康そのものの元気な子供なので、
息子はすぐに回復し、
はつらつとした顔つきに戻った。


しかし、健康になって再び戻った学校は、
息子の目には異常なものに映った。


ここはおかしい。

ライバルを蹴落とすために、
クラスメートを陥れることは推奨される。
それなのに週初め日焼けして学校に来れば
先生から殴られる。

ここでは生徒は人間ではなく、
単に進学率を上げるためのロボットに過ぎないのだ。

旧帝大に行く者にのみ人権は与えられ、
それ以外の大学に行く者は、
人間としてみなされないのだ。


ここはなんなんだ?


タイミングが悪かった。
以前なら麻痺して何とも思わなかった「蹴落とすための策略」に、
自分を取り戻したばかりの息子は頭にカッと血が上ってしまい、
満身の力を込めて相手を殴ってしまったのだ。



                       


鳥居を即日返品した逆向きのエネルギーは、
2倍になって正の方向へと向けられる。
手っ取り早く言おう。なにか買いたい!!!(笑)

そこでいろいろ物色していると、
やっぱり行きつくのがダニエルの素敵な遺品達・・

【シルクシフォン ミニドットスカート】



こちら、おソロのブラウスを持ってるんですよね。
セットで着ると、ふんわり可愛いワンピ風になるかも♪
なーんてね (⌒∇⌒〃)ゞ



                       

息子はその世界から身を引くしかなかった。
中二の終わりだった。


親としては複雑だった。
学校方針には不満タラタラで、ある意味せいせいしたが、
私立から公立へ転学した子供の行く末は、
世間一般で言われるところでは、けっして明るくないからだ。


思春期の子供が、
敗北感を背負って異世界へ放り込まれたらどうなる?


いじめにあう、不登校になる、ひきこもる・・



いい言葉なんて一つも聞こえてこない。


私は悩んだ。

こういう場合は遠くに仮の住居を構えて
校区外の中学に転学させるのが常識らしい。
その話を聞いて、うちもそうするべきか悩みに悩んだ。

悩んだ理由は、
私学を受験させた時の、あの誤った判断だ。

「息子を信じて公立中学に入れるんだった」

入学以来、何度このセリフを心の中で呟いたことだろう。


親とは愚かな生き物だ。
子供を守ろうと思って、結局はもっと大きな危険にさらしてしまう。


今度こそ、同じ過ちは犯したくない。
息子を信じてやりたい。

しかし・・


思いは堂々巡りだった。
そして最終決断は、息子本人に委ねらることになった。


息子はあっけらかんとした態度で、
「もちろん自分の校区の学校へ行く」
と言った。

もしそこで嫌な思いをしても、
それはドロップアウトした自分への当然の戒めとして受け止める。
喜んで嫌な思いをさせてもらう。

息子はそう言った。



もちろん不安はぬぐえなかったが、
僅か14歳でそう言ってのけた息子を、私は涙が出るほど誇らしく思った。



ベルメゾンネット



さて、新生活が始まった。
息子も私も、久しぶりに学校というものを全身で味わった。

まず行事が多いことに驚いた。
体育の日、体操服が汚れていることに驚いた。
生徒が学校の持ち駒ではなく、子供として扱われていることに驚いた。


そんな当たり前のことが、とても新鮮だった。


息子は今までの生活を取り戻すかのように、
学校生活を貪った。


行事では積極的に役柄を貰い、
率先して先生やクラスメートの手伝いをして、
心ゆくまで楽しんだ。


不登校になるどころか、
雑務に夢中になってなかなか家に帰らなかった。
いじめにあうどころか、
みんなの中心になって騒いでいた。


あんなに荒れていた学校なのに、
今この学校は平和そのものだ。

そっか。
公立は私立と違って、先生も子供も流動する。

息子が転学してくるちょっと前に
この学校は落ち着きはじめたんだろう。
まったく運がよかった。

私はそう思い、納得した。



                       


2倍のエネルギー(=購買欲)なので、まだ買える(^m^*

これ、昨年取り寄せ返品した
【パネルボーダー ノーカラーコート】ちゃんです。



元値が高い分、生地も仕立てもとってもいい♪
ただ画像と違ってホワイトがアイボリーだったんですよねー

けどその方が色のコントラストが緩んで
大人なマリンになるかもv
なーんて思う今日この頃で (*⌒o⌒*)うほ



                       



息子は中三になった。

その頃、息子の通う中学校に
私学から数人の生徒が転学して来た。

事情はさまざまだった。

馴染めなかった、ついていけなくなった、等々。


そしてなんと、
その中に息子と同じ私立中学から転学してきた生徒がいた。
わざわざ仮の住まいを用意して住民票を移し、
遠いこの学校に入学したとのことだった。


ま、息子のような古典的なはみ出し者でも
問題なく生活し、ひとまず成功を収めているのだから、
この中学では彼らもきっと上手くいく。
新し人生だ。頑張れ。


私は安心してエールを送った。


それなのに、息子の方は彼らをとても心配していた。
事あるごとに声かけをしたり、
家まで送り迎えをしたり、
励ましたりしていた。


 
そうか、なるほど。
おまえは、いわばドロップアウト隊の切り込み隊長なんやな。
隊長としてはニューフェースたちが心配でたまらんと。
ははは^^ ええこっちゃ。
あんじょう世話してやりなはれ。



しかし、
彼らはあっという間に学校に来なくなったのだ。


「負けんといてほしかったなぁ」


残念そうに息子はそう言った。



その言葉で私は悟った。

そうか。
そうだったのか。
おまえの成功の裏には、並々ならぬ頑張りがあったんだ。
おまえは歯を食いしばって、いろんなものと戦っていたんだ。


そんな事とはつゆ知らず、
私はひたすら周りの子供達の包容力に感謝していた。
先生のリードに感謝していた。

息子は受け入れられた側。
働きかけてくれたのは、全てむこう。

そう思い込んでいた。


息子よ、ごめん。
母ちゃん、あんたを見くびり過ぎてた。
あんたはあんたで頑張って来たんや。
嫌がらせをされても、悔しい思いをしても、
泣きごと一つ言わずに、たった一人で必死に頑張って来たんや。
そしてその頑張りが、みんなに認められた。

知らんかった。
あんたそんなにも大きくなってたんや
おっぱいくれくれ言うてぎゃーぎゃー泣いてたあんたが・・



充実した一年は駆け足で過ぎていった。

息子と共に学校生活を楽しめる日が来るなんて、
ぺこぺこ人生が始まって以来、私は想像すらできなかった。
本当に素晴らしい一年だった。
息子が就学して以来、
初めてそう思った。



                       

マリンなバッグを探し続けて幾年月。
このシンプルな美しいフォルムとライン!
あまりにも理想通りなのでびっくり♪

プラステ【BONFANTI マリンボーダートートバッグ】


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でも重いとイヤなので問い合わせてみなくっちゃ。
おばちゃん肩こるのはイヤや




                       


そして、いよいよ卒業式を迎えることになった。


入学式には黒のスーツで出席したが、
卒業式には迷うことなく赤を着ることにした。

こんなめでたい日に、
赤以外の色を身に付ける気になどなれなかった。
もう自分自身が紅白の垂れ幕のような気分だった。



式はさりげなく始まった。
公立は私立と比べ、とても素朴に見えた。

しかしその分、
飾られた感も仕組まれた感も一切無く、
生徒と父兄と先生の三者の思いだけを、素直に形に表したような進行だった。



初めて聞く校歌
息子は歌えているのだろうか?

自分の参加していないスキ―実習の話
職業体験の話
息子は何を感じているのだろうか?

修学旅行
やっと参加した話題になった。


様々な思いが駆け巡っている間も、
式は淡々と滞りなく進んで行った。


そしてブラスバンド部が GReeeeNの「遥か」を演奏する中、
式典はプログラム最後の「卒業生たちの退場」に移った。



ちょうど通路側に座っていたので、
私は息子の姿をカメラに収めようと身構えた。


万雷の拍手を背に歩いてくる子供達の中には、
見覚えのある顔がいくつかあった。

その顔には幼い頃の面影がまだ残っていた。


幼稚園の運動会のかけっこで転んだ男の子

気を取り直して走り出そうとしたものの
やっぱり心が負けてしまって、
地団太踏んで泣き喚いてついには勝負を放棄した。

あの時、「一人っ子はこういう時に弱い」と言って、
一緒に泣いていたお母さんの顔が、向こうに見える。
お母さん共々、卒業おめでとう!


小学生の時、息子にラブレターをくれた女の子

貰った手紙の処理に困って、
夜こっそり学校の木の下に埋めに行ったという話を聞いたのは
中三になってからだった。

女の子が通り過ぎる際、「ごめんね」と心の中で呟いて
記念にその可愛らしい姿をカメラに収めておいた。
卒業おめでとう!


来た。
やっと来た。

縮んだ身長は公立に転学して元に戻ったものの
さらに伸びるまでには至らなかった。
この母の子とは思えないほど、足が短い。
かわいそうに。
おまえは一生モテない君じゃ。

しかも制服、きたなっ!
昔、汚ギャルという言葉があったけど、
ああいうのは汚ガイっちゅうんか?


それにしてもたった一年ちょいしか着ていないはずの制服が、
なんであんなに汚ないんや?
他の子供と同じくらい、
いいや、それ以上にボロボロやで。


小汚い息子の姿を目で追いながら、
私はキュッと胸が締め付けらるような感覚を覚えた。

制服の傷みが、
息子の戦いの日々を物語っているように思えたからだ。



近付いてきて顔が見えた。
私はカメラを構え直した。


するとレンズ越しに見た息子の顔は
泣き腫らして真っ赤になっていた。


こらこら、
一年しかおらんかった学校の卒業式で
なんでそんなに泣けるんや?


と大阪人らしくツッコミを入れたかったが、できなかった。

私は胸がいっぱいになり、
涙で目が曇り、指が震え、
ツッコミどころかシャッターを押すことすらできなかった。


息子は泣き腫らした顔を真正面に向け、
胸を張って私の前を通り過ぎて行った。
ついに写真を撮れないまま、通り過ぎて行った。



「子豆、おめでとう!」


父兄席から、息子の名前を呼ぶ声が聞こえた。
何人もの声が聞こえた。

見ると知らない顔。

そういえば体育祭の時も文化祭の時も、
息子の登場に父兄席から声援が飛んでいた。

息子よ、
おまえはいったい、ここでどんな社会を築いていたのだ。

私にはもうこの瞬間、「遥か」ではなく「キセキ」だった。



式の後、
卒業生や在校生に囲まれて写真を撮る息子の姿が見えた。

父兄からせがまれて写真を撮っている姿も見えた。
なんとおばちゃん達に肩を抱かれているではないか。


暴れん坊の変わり者。
知らぬ間におまえはすっかり成長していた。

自分を見限らず、投げ出さず、前を向いて歩き続ける。
するとその先には必ず成功が待っている。
そして成長した自分が待っている。

それをおまえ自身、今、心底実感していることだろう。


息子よ、おめでとう!


母ちゃん、今日のおまえの晴れ姿を一生忘れへん。
泣き腫らしたおまえのぶっさいくな顔を、一生忘れへんぞ。

そのぶっさいくな衝撃で写真は撮られへんかったけど、
心配すんな。
母ちゃんの心の中に、しっかりと焼きつけたから。



それから、ありがとうな。




                       


売れ残ってて気になるのが
この【ラメ入りツイード マリン風 ショートパンツ】です



昨年3~4回着て走ったという、おまめレベルでのヘビロテ品。
やわらかいツイードなので、とにかく動きやすい!
ヤンキー座りもら~くらくv
お腹いっぱい食べても、
たくさんあるボタンホールがゴムのような役目をしてくれるので、
おばちゃんこれまたら~くらくv


                       



息子は担任の先生の勧めてくれた、少し遠い公立高校へ入学した。

地元住民から愛されたその学校は、
よそ者の私がヤボ用でその地に降り立ち、住民に学校までの道を尋ねると、
「まあ、ええ学校に入学されたんやねぇ」と言って、
20分はゆうに歩かなければならないその学校まで送ってくれるという、
そんな地元密着型の不思議な学校だ。



入学時に、私は息子にこう言った。

三年間、一切勉強なんかせんでええ
とにかく学校生活を楽しめ
心ゆくまで楽しめ
大学なんか卒業後にゆっくり考えたらええ
人生は長いんや
受験勉強なんかで大事な学生生活を台無しにするな



息子はその通り実行した。

今度は一年ではなく三年もある。
息子は思う存分、自分史を作っていった。



そして三年経った今―


奇妙奇天烈な色を使って自分史を彩った息子・子豆。

卒業するための単位を二科目分も落としてしまい、
追認補講とその課題で徹夜の日々を過ごしている。


ったくもってけしからん。
並みの学校でどんなことしたら単位なんか落とせるんじゃ、バカたれ
しかもとりあえず課題やったら卒業させてもらえると思ってるところが
厚かましいんじゃ、ぼけ

ましてや来年につなげるために一通りの入試は経験しておくとか言うて
ノー勉で受験するってなんやねん。
一校受けるのになんぼいるか分かってんのか、どアホ


この期に及んで不満ばっかり口から出るけど
息子よ、
母はおまえの卒業式が楽しみでならないのだ。

もちろん第一の目的はコスプレやけど、
3年前に飾ったあの素晴らしい絵の横に
今度はどんな絵を飾れるか
楽しみなんや。

そして少し寂しい。

自分の腕の中にいる子供としての卒業式は、
これが最後のように思えるから。

幼稚園から始まったおまえと母の生活が
これで終わりのように感じるから。
米つきバッタはこれで終わりにしたいが。


あとの生活で
親の出る幕は、きっとない。


時には母を必要としてくれるだろうか。
いや、おまえはきっと一人で越えて行くだろう。

そう思うと喜ぶべきなのに、
愚かな母は
正直寂しい。


寂しいから、今回の卒業式は超ド派手ないでたちで出席してやろう!


真っ赤なんかじゃ物足りんわい。
吉本新喜劇の衣装みたいな金ラメの入ったスーツなんかないやろか?
そや いっそ小林幸子になったろか。(電飾~♪)


それが母の今の気持ちだ。
愚かな愚かな、母の気持ちだ。


卒業式まであと半月。
三年前の、あの素晴らしい絵をあらためて思い出しながら、
母は今、おまえの旅立ちをかみしめている。

だから・・
だから・・


追認試験落ちたらしょーちせんぞ!


「卒業できんかったら母自ら違うところへ旅立たせてやるからな」 

「どこへ?

「コスプレのチャンスを奪う奴は許さん。極刑に処す。覚悟しとけ」
 
「ひえぇぇぇ><」



ディノス オンラインショップ



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ポチるな買うなは・・

ディノス オンラインショップ




毎週のようにセール品をポチってるワタシ。(ワタシはワタシはタワシはタワシはごーしごーしごーし)




        バイキンガーーーーーーZっ!!!




・・なんてやっている場合ではない。



いい加減に服を買うのはやめよう!



ははは 無理無理^^ ←自分でつっこむな?


ポチるな買うなは芸者の時に言う言葉
今の私にはいっそ死ねと言ってくだせぇ! ←恐怖の開き直り



とゆーことでー

ダニエルの春もの追加は敢えて見ないようにして、←ささやかな抵抗
ひとまずトレンドセレクトの最終セールを物色してきましたーー!

やっぱ返品可のうちに見ておかないとね フッ( ̄ー ̄*) ←言い訳



まず目についたのがこちらっ!



【39,800円→27,860円】

1万円以上もお安くなってるとはいえ、口コミはブラックのみなんですよねー
私の欲しいのはワイン。
はて、どんなお色なんだろう・・ 

取り寄せろ? 
いや~、バッグの返品って面倒なんですよ~ ┐( ̄д ̄)┌(箱がデカイんだもん)



どうする?
黒っぽくなるセレモニーやお食事会の服の時なんか、、
こういうのを添えるとお安い服でも引き立ちそうなんですよねー
う~ん・・悩む~



次はこちら。

【28,000円】



こちらセールにならず。くそぅ><

じゃあなんでセール品のラインナップに入れたのかって?


いや~、「気の持ちよう」って言葉があるじゃないっすか。
元値が5万8千円だと思えばいいんっすよv(意味不明)
そう思えばセールにならなくても腹は立たないし・・
このお値段でポチっても、お買い得だからしょうがないって言い訳もできるし・・

ま とにかく視点を変えるってことで^^; (全く意味不明)



でもこれ、色についてのコメントがないんですよね~
赤に見えるけどワインだそうですよ。(何ワイン?赤?ロゼ?)
先日返品したカシミヤカーデのワイン系が鳴門金時だったのが尾を引いてる・・

どなたかコメント下さーい!






さっさと次行こう。


はい、こちらクラレンソンのワンピでする^^

8千円以上もお安くなったので興味津々♪

【23,800円→15,708円】


それにこちら、上半身がコンパクトみたいですね。
ってことはワタシ向き?(喜)




それからこれ。
ずーっと欲しかったんだけど、メルマガでは2万円切らず。
そしてついに2万を切った!買った!!(はやっ)

【29,800円→19,966円】




こっちは悩む。
上のニットと同シリーズのマフラー。
半額になってるんだけど、どうする?可愛すぎ??

【16,800円→8,400円】





さてこちら。
カタログに載って早や2年ですよ~

昨年は売り切れちゃいましたが、
今年はたくさん残ってる。
そろそろ実物を見てみたい。

けど、いつ着る? どう着る?(汗
キャミ&カーデ必須か(世間の皆さんの健康のため)

6千円引きってのもびみょー・・【19,800円→13,860円】




最期がコレ。

やーっと半額になったかと思ったら、下2けたの80円って何!?
おばちゃん、こういうのうるさいよ
80円あったら、卵ひとパック買える時もあるんやで
並ばなあかんけど

【19,800円→9,980円】


でもこのブラウス、カタログ出た当初から気になってたのよね~

・・いっとく?
コメント少ないから不安は不安だけど (不安 is 不安?)



さーて、いくつ並べたっけ?
なんだかたくさん並んだ気がするんだけど^^; (はい みなさん、数えない!)

どうする?
せっかく売上ランキングから名前が消えたことだし、
もうちょっと待つ?


   
       (考え中)



でも、どーーーせ買うんだものな~~~~ (≧◇≦)


・・っとに、なんで買うんだろうか。
買わなくてもクローゼットにゃタグ付きの新品がたーくさんあるってのに(爆



じゃあ・・やめる?







ははは 無理無理!

ポチるな買うなは芸者の時に・・ (永遠に繰り返すの巻)




DoCLASSE(ドゥクラッセ)


【22,900円→9,900円】 これも欲しいんですよね~・・ (えーかげんにせぇ)


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ファッションって、けっして洋服という狭い意味の言葉ではなく、考えやこだわりによって生まれる「生き方」までを広く表す、とっても素敵な言葉だと思うの。せっかく女に生まれたんだもの。できるだけファッショナブルに生きたいよね。

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